生活習慣と学力について-2016年度「全国学力・学習状況調査」より
9月29日の本年度(2016年度)の「全国学力・学習状況調査」の結果が公表されました。
例年通り、小学生は6年生、中学生は3年生を対象に全国で実施した今回の調査。結果公表が1ヶ月ほど予定より遅れましたが、今回の結果の中でチェックしておきたいポイントとして生活習慣と学力の関係性について考察していきます。
結果は誰でもみることができるので、各家庭で確認して今後の家庭学習に生かしていくのも良いと思います。(結果はこちら⇒国立教育政策研究所)
生活習慣と学力の関係
今年度に限らず「全国学力・学習状況調査」の結果をみると、基本的生活習慣と学力の関係性が非常によくわかります。
例えば下記をご覧ください。
「朝食を毎日食べていますか」
回答 | 平均正答率 | |||
---|---|---|---|---|
国語A | 国語B | 算数A | 算数B | |
・している | 74.4% | 59.4% | 79.2% | 48.6% |
・どちらかといえばしている | 66.3% | 50.7% | 70.7% | 41.0% |
・あまりしていない | 60.7% | 45.1% | 64.6% | 36.3% |
・していない | 56.6% | 41.1% | 60.1% | 33.1% |
「毎日同じくらいの時刻に寝ていますか」
回答 | 平均正答率 | |||
---|---|---|---|---|
国語A | 国語B | 算数A | 算数B | |
・している | 75.0% | 60.2% | 80.0% | 49.4% |
・どちらかといえばしている | 74.4% | 59.7% | 79.0% | 48.5% |
・あまりしていない | 68.3% | 52.5% | 72.6% | 42.6% |
・していない | 59.2% | 42.1% | 63.5% | 34.7% |
上記は小学生のケースですが、結果をみれば明らかですね。
基本的な生活習慣があるほうが問題の正答率が高いことが分かります。
学力を伸ばすには生活習慣から!
就寝時間、起床時間、食事などをはじめ、自分でできることはなるべく自ら行動できるような取り組みをしていくことが生活習慣の安定になり、結果として学業へも良い影響を与えると思います。
テストの点数が上がらない・・・、いくらやっても覚えられない・・・、そういった人はまずは生活習慣を見直していくと良いでしょう。
勉強をするときに疲れて眠くなったり、おやつを食べたりテレビを見ながらやっていたり、結局遊んでしまい寝る直前にやっつけで勉強をしたりしていませんか?。学習効率が悪いと勉強をしても定着させていくことは難しくなります。
生活習慣が崩れていると学校に行っても眠くなってたりなかなか疲れが取れない、、、必然的に学習力は低下しますね。
基本的な生活習慣を身につけていくことは心身の成長だけでなく、学力の向上にも非常に関係のあることです。
生活習慣を整えていくことはそれほど難しいことではありません。心掛けひとつ、声がけひとつで変わりますし、生活全般で親がお手本となり行動を見せていけばいいのです。
学習習慣が身につかなかったり学力に伸び悩む家庭は、生活習慣を一度見直してみましょう!!
タグ:全国学力・学習状況調査, 学力, 生活習慣
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