平成30年度全国学力・学習状況調査が実施されました
4月17日に全国で一斉に本年度の「全国学力・学習状況調査」が実施されました。
例年通り小学6年生と中学3年生を対象に、約2万9700校・約213万人の児童・生徒が受けました。
全国の児童・生徒の学力・学習状況の把握分析、教育指導の充実や改善、継続的な検証改善サイクルの確立などを目的にしている「全国学力・学習状況調査」。
実力テストのようなものではないので、子供自身も比較的気軽に取り組んでいると思いますが、国立教育政策研究所のサイトには調査問題・正答例・解説資料などが公開されているので、対象となる小学6年生・中学3年生以外の学年の人も一度確認をしてみるといいと思います。
「全国学力・学習状況調査」について
「全国学力・学習状況調査」においては「知識」と「活用」の2種類の問題を出題しています。
主に基本的な知識を問うA問題、活用力を試すB問題、生活習慣や学習状況・意欲などを尋ねるアンケートで構成されています。
また本年度は3年に1度実施されている「理科」も実施。
本年度版の調査問題・正答例・解説資料は下記のサイトからPDF形式でダウンロードすることができます。
再度チャレンジすることで問題の復習や理解測定などに活用できるだけでなく、全国規模で実施されている公的なテストなので他の学年の児童・生徒でも実力チェックにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
例年7月下旬ごろに調査結果などが公表されるので、本年度もそのころには詳しい結果が公表されると思います。
次年度はA問題・B問題を統合?
本年度は知識を問うA問題、活用力を試すB問題がありましたが、次年度からはA問題・B問題を統合する方針という情報があります。
これは小学校で2020年度、中学校で2021年度から全面改訂される新学習指導要領に合わせての事だと思います。
知識と活用力を別に考えるのではなく、知識や技能と思考力・判断力・表現力などを相互性を考慮して、どちらかに強い学習ではなく総合的な学力を育成していくことが大切。
活量学習をすることで知識が定着することもあれば、技能を習得したことでより幅広い活用ができるようになるなど、主体的・対話的な深い学びには知識と活用力を分けて考えるべきではないと思うので、A問題・B問題を統合するのはとても理にかなっているのではないでしょうか。
これから学習指導要領が改訂されることで、2018年度から先行的に実施されていくこととなります。
新しい教育の方針である「知識を活用する力」「英語の4技能」「学びに向かう力」など、主体的に学ぶことで社会で活躍をする資質・能力の育成が教育改革のひとつの柱。
といってもなかなかピンとこないかもしれませんが、学校教育だけでなく通信教育などの家庭学習教材もこういった方針に準じていくこととなるので、まずはいち早く家庭から新しい教育を進めてみてはいかがでしょうか。
タグ:2018年度, 全国学力・学習状況調査, 平成30年度
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